環境構築と必要なツール
Ruby on Railsを使った開発を行うための最初のステップは「環境構築」です。
通常、Webアプリケーションを公開するに外部のサーバーにWebサイトを設置する必要があります。しかし、外部サーバーにWebサイトを設置するには手間がかかるため、開発中はそれに近い環境を自分のPC内に作る(環境構築)のが一般的です。自分のPC内の環境を「ローカル環境」、公開後の環境を「本番環境」と呼びます。
データの置き場所 | Web公開 | |
---|---|---|
ローカル環境 | 自分のPC | × 自分のPCでしか見れない |
本番環境 | 外部のサーバー | ○ Webを経由して誰でも見られる |
ここでは、ローカル環境でRuby on Railsを用いた開発ができるように、必要なツールをダウンロード設定を行うなどのセットアップを行います。必要なツールは以下の通りです。
ツール | インストール方法 | 概要 |
---|---|---|
iterm2 | https://iterm2.com/ | コマンドライン ツール macに最初から導入されている「ターミナル」よりも使いやすい。 |
atom | https://atom.io/ | テキストエディター 無料で利用でき、エンジニアに幅広く使用されています。 |
Homebrew | コマンド実行でインストール | macOS用パッケージ管理システム ターミナルから簡単にパッケージのインストール・アンインストールができるようになります。 |
rbenv | Homebrewでインストール | Rubyのバージョン管理ツール プロジェクトごとの異なるRubyのバージョン切り替えに利用します。 |
Ruby | rbenvでインストール | 開発で使用するプログラミング言語 さまざまなバージョンがあり、2020年1月時点での最新安定版は2.7.0です。 |
Ruby on Rails | コマンド実行でインストール | 開発で使用するフレームワーク さまざまなバージョンがあり、2020年1月時点での最新安定版は6.0.0です。 |
itermやatomをダウンロードしたら、ダウンロードフォルダから直接アプリケーションを開くのではなく、自身のPCのapplicationフォルダに移動してから開きましょう。
このほか本講座において、ブラウザはコードの確認等が容易なgoogle chromeをおすすめしています。まだインストールをしていなければこの機会にインストールしてください。